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<地域生活道路、周辺幹線道路開通・改良情報>2012/3/25現在
・都市計画道路勝瀬苗間通り1号線・市道5101号線勝瀬原特定土地区画整理事業で計画された道路で、上の地図の@の道路である。完成までにかなりの時間を要したが、勝瀬原特定土地区画整理事業による、最後の道路築造となり、平成21年6月に全通した。
上の図のEで示した部分は、都市計画道路として整備が計画されているものではないが、勝瀬苗間通り1号線を東に延伸するもので、第5次基本構想でも整備予定が示されている区間である。過去の議会の一般質問のおける答弁で、未開通部分の整備については、1.地元の理解、2.富士見市の財政状況、の2点で問題が解決していない、ということが明らかにされており、整備されるのは、かなり後になりそうであるが、勝瀬原特定土地区画整理事業の残余資産の一部を活用(市に寄附)して、整備を促す方向性も打ち出されている。なお、平成14年に策定された、都市計画マスタープランにおける、この区間の道路構想は、勝瀬苗間通り1号線との分岐点から、市道5101号線に平行して、北側に道路が新設されるように描かれているが、これまでの市の5101号線への投資を考えると、その通りに道路が新設されるとは、考えにくい。
実際、昭和61年(1986年)当時の構想では、現在の市道5101号線、5102号線に重なる形で道路の予定線が描かれている。「出展:富士見市総合都市整備調査(S61/7)富士見市/住宅・都市整備公団関東支社」
よって、当サイトでは、第5次基本構想でも示されているこの道路については、現在の市道5101号線、5102号線を改良して実現されるのが自然である、と考え、上記の図のように記載している。・勝瀬大井線(大井勝瀬線)構想Gの市道5101号線については、Eの延伸構想と路線が重複するが、勝瀬交差点から東側の部分は、近年に片側に歩道が整備されるなど改良された。勝瀬交差点から西側の部分のみが未改良となっている。
・都市計画道路勝瀬苗間通り2号線上の地図のDで示した区間に構想された道路であり、正式に計画された名称ではない。
1979年に策定された桔梗ヶ原地域開発基本構想において提唱された道路構想の名称である。
富士見市域の北部を東西に横断し、西は川越街道、東は国道254号バイパスに接続する幹線道路構想であったが、現在、そのすぐ北側のふじみ野市駒林地域を、東西に横切る県道272号東大久保ふじみ野線の整備が進んでおり、そのことがこの道路構想の実現を遠くしているという側面もある。
しかしながら、県道272号東大久保ふじみ野線は東上線と踏み切りで交差し、その付近から西側では改良の計画がない。そのため、ヤオコー付近から南に入り、勝瀬苗間通り1号線に接続する都市計画道路亀久保勝瀬通り線(シティヴェール、アイム、サティの北側を通っており、東上線とアンダーパスで交差する)で川越街道方面にに抜ける車が多く、渋滞するようになってきている。
このため、この道路構想のコンセプトを県道272号東大久保ふじみ野線で代替するのであれば、同県道の西側区間の改良が必要と思われる。・都市計画道路上沢勝瀬通り線ふじみ野市の苗間地域に計画されている道路で、上の地図のAの道路である。
大井・苗間第二土地区画整理事業で整備されることになっていたが、区画整理自体が頓挫しており、幻の道路になってしまっているのが現状である。・都市計画道路新駅東通り線上の地図のBの道路である。
北側の部分は、勝瀬原特定土地区画整理事業で完成済みである。
その南側で、県道266号ふじみ野朝霞線までの区間は、大井・苗間第二土地区画整理事業で整備される予定であったが、一部開通済であるものの、南側の苗間神明神社付近は一方通行道路として存在するのみで、未整備である。
この区間の整備については、現在、単独事業としての実施も含めてふじみ野市で検討されているが、完成の目処は立っていない。勝瀬原の区画整理の残余財産の一部を寄附(道路建設に限定するもの)という申し出を受けて、さらに前向きになっている感じも受けるが、整備までにはまだ時間がかかりそうである。この道路については、初代ふじみ野市長の初年度の施政方針表明において、整備が示唆されていたが、その後ふじみ野市の取り組みは消極的態度に終始した。富士見市議会でも、しばしば一般質問でとりあげられているが、富士見市としては、ふじみ野市に整備をお願いするしかない、という状況にある。
ふじみ野市議会でも苗間地域を地盤とする議員により、整備について一般質問で取り上げられることもあったが、その答弁によれば財政的問題を理由に整備ができないというものであった。
ふじみ野市は、経常収支比率が極めて良くない傾向があり、富士見市以上に投資的案件に取り組めない状況ではあるが、そのような状況下でも進捗している事業は存在するわけで、やはり決裁者が消極的であると考えざるを得ない。しかしながら、この道路は、勝瀬地域のみならず、駒林地域の発展にとって、重要な路線であることは間違いなく、昨年の市長交代後の動きに注目しているところである。
市長交代後、財政的な問題もあるが、それ以前に区画整理で整備予定の道路であるので、区画整理を正式に断念した場合はこの道路計画も消滅してしまうといった問題点明らかになったが、区画整理外で整備する方法がないわけではなく、そのためのプラン策定に着手したところのようである。
県道266号ふじみ野朝霞線と重複する部分については、一部を除き、用地買収も行われておらず、完成の目処は立っていないが、交通量も多く、歩道設置を望む声が大きくなっている。
・市道5104号線上の地図のCの道路である。
4000uの駅東口広場を持ち、そこから上沢勝瀬通り線との交差点までは、幅員28mの広い道路である。
その東側は、幅員12mとなり、ふじみ野小学校の北側を通って、区画整理地域の東端に達しており、全線開通済である。
さらにその東側に延伸する構想については、第3次基本構想の前期基本計画において、国道254号バイパス方面まで延伸することが明記されていた(上記地図のFの区間)。しかしながら、それ以前の1970年代の後半には、勝瀬地域の東西交通について、Dの勝瀬・大井線構想(後述)に沿った形で、市道5101号線に相当する部分を整備する方向性であったことから変更があったことになる。
第4次基本構想、第5次基本構想では、明確に示されておらず、その実現の可能性はかなり低いのが現状である。しかし近年、市議会では、新駅東通り線を東に延伸することに関することが、一般質問でとりあげられたこともあった。
このことが、直ちに5101号線に沿った形の整備をやめて、新駅東通り線を東に延伸することに舵をきるものではないと思われるが、注目すべき動きともいえる。・都市計画道路鶴瀬駅東通線(県道344号三芳富士見線の一部)勝瀬交差点で市道5101号線と交差する、富士見市の主要な市道の1つである。現在、この勝瀬交差点付近のみが未改良で、歩道がない状態が続いていたが、平成22年4月に一部を除いて改良された。
平成19年3月に市役所前からヤオコー富士見羽沢店付近までが開通し、一部未整備の区間があるものの、市役所から県道266号ふじみ野朝霞線を横切り、鶴瀬駅方面に抜けることが可能になった。
開通と同時に、同区間は、県道334号三芳富士見線に指定された。
残りの鶴瀬駅東口付近については、土地区画整理事業が施行中で、この事業の進捗によって完成するが、今のところ、平成24年頃になる模様である。・県道272号東大久保ふじみ野線(旧名称東大久保大井線)
平成15年12月に国道254号バイパスの東側を並行している、県道川越新座線までの全線が開通した。この道路の、駒林土地区画整理地域よりも東側の区間については、歩道の設置等の改良が完了している。駒林土地区画整理区域では、区画整理事業として施工され、踏み切りの手間まで歩道つきの道路として拡幅された。
以下、富士見市ふじみ野地域周辺にとどまらず、住民にとって関係が深そうな道路について記述する。
・圏央道
現在中央道まで、そして関越道から国道254号までの区間が開通済である。
東北道方面への接続は、平成26年度開通目標となった。・和光富士見バイパス
国道254号バイパス(旧富士見川越有料道路)を南東方向に延伸する、外環和光北インターチェンジまでの道路である。当初平成19年度までに和光北インターから朝霞市までの区間 の開通が予定されていたが、一部用地買収が遅れ、約2年遅れて、平成22年4月に暫定2車線で開通した。
そこから富士見市までの区間については、道路構造の変更が決定したものの、志木市の区間の用地買収は現在も完了しておらず、全通までにはまだ時間がかかる模様である。報道によれば、県では概ね10年後の全通を目処としているようである。
なお、志木市議会の一般質問答弁によると、平成19年当時、平成30年を目途としている見解が県よりあったということである。
また、富士見市の22年9月議会における一般質問の答弁において、平成29年末に外環に接続する事業計画になっていることが示された。参考文献:富士見市実施計画、富士見市都市計画図、富士見都市計画事業勝瀬原特定土地区画整理事業設計図、
埼玉のみちの業績計画書(埼玉県道路協議会)、道路の整備に関するプログラム(埼玉県)
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