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はじめに

このコーナーでは、最近の区画整理地域の計画、施設の整備計画などから、地域がどのように変わってきたか、変わるのか、の概要を紹介しています。情報が入り次第、順次追加・更新していきます。
2008年11月に、改訂しました。旧版<2008/11/28まで>

市議会会議録から、地域の話題をピックアップした「議会の注目点」は、上の【議会】をクリックして、ご覧ください。

今後の勝瀬原(富士見市ふじみ野地域)

富士見市ふじみ野地域、勝瀬地域、および周辺地域の今後1,2年位の動き

山室・勝瀬地区の開発の現状(ららぽーと富士見構想)

【2012/8/11】
9月3日から(仮称)ららぽーと富士見予定地の造成工事が行われることが、8/9の説明会で明らかになりました。
富士見市山室・勝瀬地区商業施設計画造成工事説明会について

【2012/6/10】
山室・勝瀬地区(シティゾーンA)では、6/9をもって、区域内の道路が廃止となる旨の掲示がなされています。
【2012/3/25】
山室・勝瀬地区(シティゾーンA)の開発については、開発が既定になったかのような動きが出てきました。

市の公式ページで、定期的に状況が公開されています。

山室勝瀬地区のまちづくりについて(富士見市公式ページに飛びます)

また、3/29に開催される市議会の臨時会では、開発予定地内の市道の廃止、変更、新設について審議されます。「山室・勝瀬地区の開発に伴い」と記載されていることから、開発が既定になったと考えられるものです。

富士見市議会(富士見市公式ページに飛びます)

来月にかけて、また新しい情報が発表されると思われます。
【2010/12/18】
9月議会でも山室・勝瀬開発(シティゾーン開発)やそれに関連する陳情が複数出されていますが、すべて不採択になっています。
同じ人物からの陳情が、平成21年第5回、平成22年第1回、平成22年第2回の議会にも多数出されています。一部委員会で採択となったものがありますが、最終的にはすべて本会議で不採択とされました。

すべて山室・勝瀬地区地主会会長によるものです。

とりあえず、論評抜きで紹介しておきます。すべて不採択ですが、継続審査、委員会で採択となった場合はその旨記載しています。
一覧を下に上げておきます。詳細は、議会会議録を参照してください。

【平成21年 第5回定例会
陳情第7号 山室・勝瀬地区(Aゾーン)開発について市長は、地主会と真面目に協議することを求める陳情
陳情第8号 法令遵守の執行を求める陳情
陳情第9号 山室・勝瀬地区(Aゾーン)の固定資産税の減税を求める陳情
陳情第10号 山室・勝瀬地区(Aゾーン)開発について別紙、資料1の通り市がプロジェクトチームを設置されましたので、具体的作業内容の公表を求める陳情
陳情第11号 山室・勝瀬地区(Aゾーン)開発について「市がリーダーシップを発揮したい」との申し入れがあるが、その具体的内容の説明を求めることについての陳情

【平成22年 第1回定例会】
陳情第 1号 地場産業(商店街)の振興と育成お願いの件(委員会、本会議とも継続審査)

【平成22年 第2回定例会】
陳情第 1号 地場産業(商店街)の振興と育成お願いの件
陳情第12号 山室・勝瀬地区地主会の法的権利能力について、議長の認識を改めて頂く事を求める件
陳情第13号 山室・勝瀬地区、開発プロジェクトチームの実務成果の公表を求める件(委員会でのみ採択)
陳情第14号 山室・勝瀬地区、まちづくり懇談会が、何を、どの様まとめたのか、その成果公表を求める件(委員会でのみ採択)
陳情第15号 市が進めている、山室・勝瀬地区開発について、光と影(開発イマジネーション)の対応策(開発ビジョン)の公表を求める件 陳情第16号 民々開発の山室・勝瀬地区を、市が行政指導の域を超え『主権者を除外して』進めているが、その法的根拠と、責任の所在を明確にしていただく事を求める件
陳情第17号 山室・勝瀬地区(Aゾーン)開発は、適切な行政指導による早期推進の決議お願いの件

【平成22年 第3回定例会】
陳情第21号 市役所前の開発失敗の責任と総括を要求する件
陳情第22号 山室開発に対し、議会の非協力心(他人ごと)に反省を求める件
陳情第24号 山室・勝瀬地区開発は、三位一体の協力が不可欠であるので、市・行政もそのように決断をして頂く事を要請する件

(出展:議会会議録の資料から)

なお、地主会については、平成22年3月の建設環境常任委員会の陳情審査において、市当局から、「地主会の状況でございますが、手前どもとしましては詳細につきましてははかり知れない部分はございますが、聞き及んでいるところによれば、平成20年4月27日の地主会の地権者総会におきまして協議の結果、活動を休止ということに相なっているということで承知をいたしております。」という見解がありましたので、これらの陳情は、地主会の総意によるものではなく、会長個人の意思によるものだと解釈できそうです。
また、このときは、議会事務局長からも、本人から個人として出したという回答があったことが示されました。
【2010/11/23】
市役所HPに、「山室勝瀬地区のまちづくり」のページがアップされています。(掲示板の「竹内@ふじみ野.東上」さんの投稿による情報)

2つの報告書「山室勝瀬地区庁内プロジェクト検証報告書」と「山室勝瀬地区協働の街づくり推進懇談会報告書」が掲載されています。 

PDFファイルのプロパティなどから、今月初めにアップされたようですが、気がつきませんでした。

また、一部リンクが不完全になっています。
市役所HPの「市政・まちづくり」のページには、まちづくりのカテゴリのところに、「山室勝瀬地区のまちづくり」のリンクがありますが、「まちづくり」のページに行くと、本日現在リンクがありません。(単純な更新もれとは思いますが。)
(私見)
市が、報告から半年以上たった今になって、今年の3月末の報告書をHP掲載したというのは、何らかの意図があるのか、そのあたりはよくわかりません。
ただ、9月27日に開催された下記のシンポジウムがきっかけとなっているような印象も受けます。

水面下で何らかの動きが続いているのか、動きだそうとしているのか、そのあたりも定かではないのですが、少なくとも市役所は、以前のような傍観者的な立場から一歩踏み出す意思があることを感じさせるものであると考えます。
また、9月議会には、山室・勝瀬地区の開発に関して、様々な陳情が出されています。提出者、採否はまだわかりませんが、そのあたりも今後調べてみようと思います。
【2010/10/15】
2010/9/27に、日本共産党富士見市委員会の主催で、「山室・勝瀬地区の街づくりを考えるシンポジウム」が開催されました。

シンポジウムについての共産党塩川衆議院議員のページ

このページにあるように、このシンポジウムでは、ららぽーと開発に賛成、あるいは推進の立場だった方々が、多く出席されていました。市役所からも、奥村副市長が出席したようです。また、反対派とされている方々も出席しています。さらに、反対派の地権者も出席し、発言したと伺っています。

いまこの時期に、反対派とされていた共産党がこのような会を開いたということに注目しています。

塩川議員のページには「開発業者などは08年に計画を断念した」とあるのですが、昨年11/23の記事の通りで、三井不動産は開発許可申請を取り下げてはいない模様で、また富士見市も許可についての判断を保留している状況にあります。
昨年は慎重に考えていましたが、断念した計画というものは、あくまで当初の計画であり、進出そのものは断念していない、と解釈してよいのかもしれません。

まちづくり3法は改正されましたが、申請が旧法でなされたものであることから、仮に許可要件(=地権者の全員が賛成すること)を満たせば、農地転用許可に始まり、最終的には開発許可がおりる、ということになるようです。
このあたりは、国や県でも、見解が一致しているということです(昨年11/23の記事の、市議会一般質問の答弁の通り)。


【2009/11/23】

21年度第五回議会(9月議会)に、山室勝瀬地区地主会会長の松本氏から、山室・勝瀬地区(シティゾーンA)に関する陳情が5件提出されました。地主会会長ということですが、連名ではなく、単独で提出されており、断定は出来ませんが、松本氏の個人的な見解による陳情と解釈できると思います。

陳情の本文は見ていないのですが、議員の発言や答弁から、やや感情的で、開発が白紙となったことについて、一方的に市の責任と非難するような文言もあるようです。
(これについて、副市長は「内容的には大変遺憾な指摘が相当あるということだけは申し上げておきたいと思います。」と述べています。)

また、法的云々の発言があり、具体的にどういった内容かはわかりませんが、地主会(あるいは松本氏個人)は、市に対する何らかの調停を申し立てているようです。

ひとつ、重要な情報として、この陳情の委員会質疑の中で、三井不動産が開発許可申請を取り下げていないということが、明らかになりました。

ただし、これが従来のららぽーと計画を放棄していない、ということなのか、他の意味があるのか、ということは明らかになっていません。

まちづくり3法が改正され、1万平米を超える開発は、ここでは新規にはできなくなるわけですが、三井不動産がまだ取り下げていない開発許可申請については、改正前になされたものであり、許可できるような答弁もありました。

陳情自体は、5件とも不採択になりました。うち1件は、草の根が採択を主張しましたが、その他は委員会、本会議とも全会一致で不採択になっているようです。

参考:陳情の表題の一覧

  陳情第 7号  山室・勝瀬地区(Aゾーン)開発について市長は、地主会と真面目に協議する
            ことを求める陳情
  陳情第 8号  法令遵守の執行を求める陳情
  陳情第 9号  山室・勝瀬地区(Aゾーン)の固定資産税の減税を求める陳情
  陳情第10号  山室・勝瀬地区(Aゾーン)開発について、別紙、資料1の通り市がプロジェクト
            チームを設置されましたので、具体的作業内容の公表を求める陳情
  陳情第11号  山室・勝瀬地区(Aゾーン)開発について、「市がリーダーシップを発揮したい」
            との申し入れがあるが、その具体的内容の説明を求めることについての陳情


少しづつ動きが出てきたようですので、引き続き注意していきたいと思います。

勝瀬原特定土地区画整理

○町名策定
区画整理組合により、すでに地権者へのアンケートが実施され、具体的な町名の検討が行われています。
アンケートの結果は、ふじみ野を使った名称と勝瀬を使った町名が拮抗しています。近いうちに区画整理組合で案が決まり、21年度6月議会に上程されるという予定のようです。(09/3/15)

21年6月議会において「ふじみ野東1〜4丁目」「ふじみ野西1〜4丁目」と決定しました。(09/9/19)

2010年5月1日から上記町名に変更になりました。
(10/6/6)
(私見)平成22年度に区画整理事業の竣工をめざしており、市長のブログでも予定通り終了とありますので、21年にも新しい町名が決まると思われます。(09/3/15)

いろいろな意見があると思いますが、順当な命名であると思います。(09/9/19)
○換地処分
平成22年度に予定されています。→平成22年4月30日に公告がなされました。(10/6/6)

実施計画の歩道整備事業のところに掲載されています。
○道路建設
<勝瀬苗間通り1号線等の工事開始から開通までの様子>
勝瀬原区画整理地域東側の道路建設の未着手だった部分の一部で、道路築造工事が始まりました。(08/11/29)08/12/17に、第2工区で工事着手となりました。これで、勝瀬苗間通り1号線未開通部分を含む、未整備道路の全てで工事着手となりました。勝瀬苗間通り1号線予定地の建物も移転となり、全面開通が見えてきました。(08/12/21)
地図
のオレンジ色部分は工事区間を示します。(09/3/15)
工期が2ヶ月伸び、5/29までとなりました。現在、舗装の手前まで進捗しています。(09/5/3)
道路工事は、概ね完成しました。ただし開通は、組合のお知らせによると、6月下旬とのことです。(09/5/22)

投稿者様により、2009/6/30には通行できるようになっていたことがわかりました。<現況写真>(09/8/2)
私見:関係者の努力により、ようやく全面開通となりました。関係地権者、組合の皆様に感謝したいと思います。
富士見市ふじみ野地域、勝瀬地域の生活道路および当地住民にとって影響のあると思われる周辺道路の開通・改良等の情報をこちらにまとめました。
地域生活道路、周辺幹線道路開通・改良情報

○地区計画条例化

勝瀬原地区計画については、「建物の用途」「建物の高さの制限」「敷地面積の最低限度」の3項目の条例化が、この3月議会で可決され、平成21年6月1日に施行となりました。(09/3/28)
19年度に地権者アンケートが行われ、条例化への賛意が8割を超えていることもあって、拘束力のある条例化の方向性は確定していましたが、実施計画において、平成21年度施行とされました。
当初19年度実施予定とされていました。

私見として、残念ながら、一部の心無い業者、地権者による、地区計画を守らない小規模な宅地開発、建物建設がおこなわれているのが現状で、地権者間の不公平のみならず、良好な住環境を破壊しかねない乱開発の懸念もありました。
こうした行為は、条例化によって歯止めがかかることになります。
大多数の地区計画を遵守している地権者、住民のためにも、歓迎すべきことと思います。

教育/子育て

○ふじみ野小学校

過去に2回の校舎増築が行われてきましたが、児童数の急増に対応するものとして、平成21年度に、さらなる教室棟の増築が計画されています。→増設が完了しました。(10/6/6)
計画では、リース方式で6教室を増設し、うち1教室は、ふじみ野第2放課後児童クラブが使用することになります。

(私見)
リースによるものとされていますので、いわゆるプレハブ校舎ではないかと思いますが、ふじみ野市の東原小学校の増築校舎のように、構造はしっかりしていて、児童の学習環境には支障のないものであると想像しています。
○ふじみ野第2放課後児童クラブ(学童保育)

仮称ふじみ野第2放課後児童クラブ新設の計画が実施計画に明記されました。これによると平成21年度整備、開所は22年4月ということになるようです。→予定通り開設されました。(10/6/6)
この第2放課後児童クラブの設備は、ふじみ野小学校の教室増築と一体で整備されることになっています。

○公園

<7号緑地>
この小公園の名称は、「勝瀬ミニパーク」となるようです。(09/11/7)→その通りになりました。(10/6/6)
紹介記事
ふじみ野小の南西側、上沢勝瀬通り線(市道5127号線)沿いのふじみ野市(旧大井町)との境目にある、7号緑地を公園化する工事が始まっています。工期は、2009/11/20までということになっています。(現況と場所を示す地図

<南むさしの公園>
住民からの早期整備の要望により、組合事務所の横の部分が暫定的に整備され、公園として開放されています。以前の市のHPの市長へのメールの回答によると、完全なオープンは平成20年度になるとされています。

後期基本計画の中では、平成18〜20年度中に遊具を整備とされています。

・周辺道路

地域生活道路、周辺幹線道路開通・改良情報

○市道5104号線

ふじみ野交流センターから東に向かう市道5101号線(→勝瀬交差点→勝瀬中方面)と勝瀬交差点で交差する、市道5104号線について、勝瀬地内で道路改良が行われています。現在の実施計画によると、平成21年度に工事が終了することになっています。
現況(090315

この道路は、羽沢から勝瀬郵便局付近までは、改良されていますが、勝瀬郵便局付近から勝瀬交差点付近は、見通しも悪く、道幅も狭いので、当該地が改良されるのは、交通安全の面から、大いに期待されます。

2010/4、片側に歩道が設置されました。(10/6/6)
(私見)5101号線の勝瀬交差点から勝瀬中学校に至る部分の歩道新設に関しては、地権者の合意がなかなか得られなかった箇所もあり、予定よりも遅れましたが、5104号線の改良については、予定どおり進むことを願っています。
後期基本計画(*)の中では、平成18〜22年度に用地購入、工事とされていますので、予定よりは早く対応されたということになります。

○市道225線、228号線(榛名神社付近)

榛名神社付近の道路については、勝瀬中への通学路であり、勝瀬こばと保育園の送迎の車両の通行もあって、整備の必要性が高まっていました。

さらに、榛名神社と一体になった桜並木の保存問題もからんで、その整備手法を検討となっていたのですが、当初21年〜23年に整備するということで、実施計画に明記されました。

昨年(平成20年12月)の議会で、地元梶議員の一般質問で取り上げられていました。(議会の注目点に掲載しています)

この道路に関しては、当初の計画通り平成23年度に工事着手、平成25年度完成の予定でしたが、地元との調整に時間をかけたため、平成24年の着工になりました。今のところ、完成予定は変わらないようです。(12/6/10)

・商業施設

ふじみ野駅東口の北側に隣接したところに、東武鉄道による商業施設建設の計画が進んでいます。

平成21年1〜11月に建設工事が行われる予定です。

2009年、ふじみ野ナーレとしてオープンしました。(10/6/6)


・山室・勝瀬地区の開発(仮称ららぽーと富士見)

※本内容については、当面の間掲載します。

【2009/4/18】
いまさら蒸し返すこともないのですが、先の市議選においては、ららぽーと問題に関しての市民の審判も下された気がしたこともあって、もう一度この問題を精査してみたくなり、昨年の議会会議録を読み返してみました。
すると、三井不動産が、遅くとも3月28日には公式に2009年秋にららぽーと富士見を開業するという計画を断念していたことが記載されたものが見つかりました。(4/27追記

平成20年6月議会の、6/6に行われた共産党大谷議員の一般質問中に、以下のような文言があります。

「(前略)3月28日に関東農政局に三井不動産と市と県の6名で、この開発問題については断念するということを言われてから今日まで、もうかなり長い時間がたちますが(後略)」

3/28には関係者(三井不動産、市、県)で、開発中止が決まっていたということです。今回の話(=2009年秋にららぽーと富士見を開業するという話)は白紙化することが決まっていたということです。(4/27削除、訂正

私は、三井不動産の事務所に3/25と4/16に電話で確認していましたが、だまされたとはいいませんけれども、残念ながら全ての真実をお伝えいただけなかった、ということになります。(4/27削除

当時、この問題は、市民にははっきり知らされることはなく、4/5付けの星野市議(現市長)のブログ(表題は3/5となっていますが、その後間違いであると表明されており、4/5の間違いです)や4/11付けの同氏のブログが唯一ともいえる情報源になっていましたが、これが事実の公表であったということの裏付けになると思います。

当時の星野市議のブログのために、ららぽーとの計画が白紙になったという誤解もあるようですが、それは全くの偽りであるということになりますし、むしろ真実を市民に情報発信を行ったことを改めて評価したいと思います。

今後も新しい動きがあれば、情報を公開していただけると思います。(4/27追記
ららぽーと富士見問題と富士見市議会(2008/7/8)
(別ウィンドウが開きます)
【2008/5/26】
浦野市長が、5/25発行の「ふじみ野新報」紙上で、ららぽーとの開発の話がなくなったことを明らかにしました。

【2008/5/23】
6月議会の市政一般質問通告要旨(クリックすると市のHP内に飛びます)の中で、本件について「白紙になり」あるいは「消え去った」と2名の市議さんが表現しています。
三井不動産側の見解は別として、富士見市議会筋では、ららぽーと富士見は中止というのが、既定になっていることが裏付けられました。
2008/4/24】
商業施設予定地に掲示されていた、「建築計画のお知らせ」が撤去されているのを確認しました。
残念ながら、中止を裏付けるものになってしまうでしょうか。
【2008/4/16】
富士見市役所は、ららぽーと誘致を断念していた模様です。

市から公式発表はありませんが、4/12の記事で紹介した市議のブログに、ららぽーとに関する別の記事がありました。
なお、この市議さんは、新聞発表のとおり、市長選に出馬する意向を表明されています。しかしながら、市議という公職にある方が、自己の公式HPで発表している、という重さを考えると、その信憑性に問題ないと判断しました。

リンク先:本件について触れている富士見市議のブログ

「以下は私見です:
まず、三井不動産の動向に関しては、電話でお聞きした限りでは、4/16現在の見解と、3/25の見解は大きな変更はないようで、「会社として継続していく(=撤退は決定していない、しかし、開発着手も決定していない)」ということでした。
そこで、その「会社として継続していく(=撤退は決定していない、しかし、開発着手も決定していない)」という見解の意味を考えてみます。

悲観的に見るならば、開発許可を行う富士見市から正式に申請が却下もしくは不許可とされるまでは、会社としては「継続」ということにせざるをえないからではないか、と思います。
反対に、期待を持って解釈すれば、現行申請しているららぽーとは駄目でも、三井不動産が、当該地の開発に何らかの形で参画できるかどうかを模索している、ということにも思えます。

いずれにせよ、三井不動産の説明は、誠実であるものの、明快ではないと思いました。

一方、市役所は、どうでしょうか。

公式発表はないものの、一部にららぽーと誘致を断念したことを伝えていているようです。
今後地権者が同意して農地転用許可が下りたとしても、まちづくり新法施行から時間が経っており、開発申請について、旧法で許可を出すことはできない、ということになったのかもしれません。
しかしそうであれば、開発申請を却下するか、許可しないということを三井不動産にすみやかに通知すべきで、それをしていないとすれば、市の対応こそが問題になるのではないでしょうか。

それとも、別の開発方法を考えている、とでもいうのでしょうか。

いずれにしても、今までもそうでしたが、市役所の市民への情報開示が不十分なのが問題だと思います。今後、何らかの方法で照会したいと思いますが、本来はそうではなくて、市のほうが市民に情報開示すべきと思います。

最後に、現時点での私の解釈は、
富士見市役所は、ららぽーと誘致を断念した、すなわち開発許可を出すことを断念した、ということになります。ですので、これで残念ながら、三井不動産は現在申請しているららぽーと開発からは撤退せざるを得ず、従来公表されていた(市役所に開発申請していた)ららぽーと富士見開発は、事実上中止が決定したことになります。

以上私見終わり」

【2008/4/12】
(※)残念ながら、三井不動産は撤退、すなわち山室・勝瀬商業施設(ららぽーと富士見)は中止となりました。
【※4/16補記】誤解もあるようですので、上の記事を追加しています。

リンク先:本件について触れている富士見市議のブログ

【2008/3/25】
三井不動産としては、4月以降も開発に向けて準備を継続する、ということを山室・勝瀬商業施設準備室の三井不動産の担当者に確認しました。
この時点の話として、計画中止にはなっていません。

現在は、今後どうするかということを事業者と地主の皆さんが話し合っているということ、市役所では、引き続き全地権者の理解が得られるように継続中ということのようです。

ただ、現時点で全地権者との契約は完了しておらず、状況にも変わりはないようです。
<4/12注:この時点では、担当も「継続」というしかなかったのでしょう。>
【2007/10/13】
2007/10/2に、市役所と三井不動産による『「富士見市山室・勝瀬地区商業施設計画」説明会』が開催され、市の取り組み、開発の概要についての説明がありました。
富士見市山室・勝瀬地区商業施設計画(ららぽーと富士見)について(別ウィンドウが開きます)
【2007/8/20】
ボウリング(調査?)が行われていた、といった情報をお聞きしたことがありますが、2007/7/30付で、「建築計画のお知らせ」の看板が、何箇所かに立てられています。
着工予定と完了予定が未定となっていますが、どうやら動き出すようです。

なお、以前に市のサイトに掲載されていたものと、床面積や建築面積が少し異なっています。

掲示(別ウインドウが開きます)

【2007/7までの情報】
農地転用許可が2007年3月中におりる見込みということで、まもなく開発が正式に開始されるようです。
市のサイトによりますと、事業社名は伏せられており、ブランド名も「*****」と5文字分が伏せられていますが、これは各種報道がされている通りで、三井不動産の「ららぽーと」でしょう。

開発の概要は、

工事期間・・・平成19年5月〜21年7月
建築面積・・・約69,000u(駐車場含む)
床面積・・・約257,000u(駐車場含む)
駐車台数・・・約4,700台
駐輪台数・・・ 約4,100台
公園等の面積・・・約5,300u

最寄り駅からのバス送迎は、決定してはいませんが、検討されているようです。
接続道路は、平成21年8月に無料化される、富士見川越有料道路と鶴瀬駅東通線がメインになりますが、地元のためということで、市道5137号線(勝瀬中から市役所へ向かう道路)からのアクセスも可能となるようです。

第4次基本構想の後期基本計画にも、シティーゾーンの開発、ということで、18年度〜20年度に実施することとなっており、民間業者による開発と併せて、基盤整備を行うこととなります。

富士見市公式サイト都市計画審議会のページに、詳しく掲載されていますので、ご覧ください。

・作成履歴

2001/10/14初版作成
2008/11/29改訂版作成、12/21追記、2009/3/15追記修正、3/27追記、4/18追記、4/27追記修正、5/3追記、5/10追記、8/2追記、11/23追記、2010/6/6追記、10/15追記、11/23追記、12/18追記、2012/3/25追記、6/10追記

・参考資料 富士見市総合計画・実施計画 、 富士見市第4次基本構想後期基本計画、第5次基本構想、富士見市議会議事録、富士見市公式HP、市政情報コーナー内の定例会の議案内容
+実査

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